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2025.04.09 切子基礎科授業の様子

新入生 初めて習うガラス技法は切子

今週入学した基礎科の皆さん。早速切子(カット)の授業が始まりました!

まずは、平らなガラスに真っ直ぐな線を彫る練習からスタートです。

緑色の箱型の物が、切子の機械です。任意の刃を装着して回転させられるようになっています。

刃の前に座って、ガラスを両手で持ち、削っていきます。上手く彫る上では、自分の体と機械の位置関係や、光の当たり具合なども大事なポイントとなります。

最初は、真っ直ぐに彫れなかったり、思いもよらない場所を彫ってしまったりすることもありますが、練習するうちに安定してくるので心配いりません!

ゆっくりと前に動かします。慎重で、根気のいる作業。

高速回転する刃に押し当て続けることで、0.1ミリずつ、彫った線が深く、幅広くなっていくのです。

この学生はかなり太く彫れています

少し、刃が脱線して違うところが彫れていますね!

日本では江戸時代に始まった切子が、令和の今まで受け継がれ、こうして新しく習う学生たちがいるのは素晴らしいことです!

学生の皆さん、始まったばかりで緊張すると思いますが、たくさん彫って自分なりにコツをつかんでいってほしいです。明日も頑張りましょう!

講師紹介ページでは先生の作品を紹介しています。ぜひご覧ください!大本 研一郎 | 東京ガラス工芸研究所

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