先週行われたサンドブラスト講評会の様子をレポートします!
講評会は、その技法の授業の最終日に開かれ、それまでに作った課題作品や自由作品を発表する場です。
・発表を聞く全日制のみなさん↓
先生の評価をいただいたり、学生同士で意見や感想を交換したりします。
講評会は、人間社会の中で作品を作っていきたい人が刺激を受けながら自分のスタンスを確立していける、絶好の機会だと思います。
今年は生徒も多く、色々な意見が出ていて有意義だったのではないでしょうか。
以下、今年の講評会に出された作品たちです。
どうぞご覧ください!
七つの大罪グラスセット。
段彫り※の課題作品。
よく見てください。羊と…
※段彫り・・・絵柄の部分によって砂を当てる順番や強さや時間や角度を変えることで、立体的な表現ができる彫り方です。経験が重要で労力も大きい技法です。
レモン。5㎜の板ガラスを、砂を吹きつけ続けてくりぬいています。
聞いただけだとシンプルに思えますが、均等に当て、思ったように彫るのは難しいです。
こちらも、もとは口元がまっすぐな器でしたがサンドブラストで雲模様に彫りだしています。
雲の形になるまで一時間半は砂を当て続けたとか。
グラデーションもきれいで、岡村先生からもお褒めの言葉が
お疲れ様でした。
ガラスのハンコです。
題:ハンコの反抗期。
「押してくれって頼んだ覚えねぇよ」
トゲットゲです。
が、作者自身はサンドブラストの授業に対し
「砂でガラスの形が変わっていくの面白くて興奮しました!」
と、反抗のハの字もありませんでした。
雲の形になるまで一時間半は砂を当て続けたとか。
グラデーションもきれいで、岡村先生からもお褒めの言葉が
お疲れ様でした。
ガラスのハンコです。
題:ハンコの反抗期。
「押してくれって頼んだ覚えねぇよ」
トゲットゲです。
が、作者自身はサンドブラストの授業に対し
「砂でガラスの形が変わっていくの面白くて興奮しました!」
と、反抗のハの字もありませんでした。
ハンコの反抗期を作った学生の別作品。
サンドブラストで深く谷を彫ったのち、紙やすりでずっと磨いたそうです。
本人曰く、
「磨きには終わりがない…どこまでもいける。これも完璧ではない。完璧がどこかわからない。」
と。
サンドブラストで深く谷を彫ったのち、紙やすりでずっと磨いたそうです。
本人曰く、
「磨きには終わりがない…どこまでもいける。これも完璧ではない。完璧がどこかわからない。」
と。
切子との組み合わせ、生命力のあるデザイン
タコのグラス
覗きこむと、海の中です。
おばけプレート幾万もの砂粒がぶつかることによってガラスが白く濁り、おばけの像が認識できるようになっている…
おばけそのものは存在せず、我々が生み出しているだけだということを暗示しているのでしょうかさて、以下、夜間コースの学生の作品です。
まずは一年目の学生。
覗きこむと、海の中です。
おばけプレート幾万もの砂粒がぶつかることによってガラスが白く濁り、おばけの像が認識できるようになっている…
おばけそのものは存在せず、我々が生み出しているだけだということを暗示しているのでしょうかさて、以下、夜間コースの学生の作品です。
まずは一年目の学生。
植物の段彫りの課題作品。
色がないのに黄色く見えます。
カラっとした質感が出ています。次は二年目の学生。
色がないのに黄色く見えます。
カラっとした質感が出ています。次は二年目の学生。
鹿のいる森の小箱。
鹿のお尻の丸みを出したかったが、上手くいかず平面的になってしまったそう。
岡村先生によると
丸く彫るのは、慣れないと難しい。穴開けやすいしね~
とのこと…
確かに全日制の方でも、気づかぬうちに深く掘りすぎて穴が開いてしまった学生が何人かいました。
授業は終わってしまいましたが、自由時間に引き続きサンドブラストの制作をして技術が向上できるといいですね!
黒~青~白の色ガラスで作った楕円のガラス塊に模様の形のビニールテープをつけたのち、長時間砂を吹き付けてガラスを深く掘っています。こちらの作品、特に用途があるというわけではありません。一筆書きでできた模様で、たどっていくと朝から夜を繰り返していくのだそうです。
これで花瓶も作ってみたいと思っているそうです。生活を表した模様で、生活の中で使うものを作ろうと。
期待しています!
鹿のお尻の丸みを出したかったが、上手くいかず平面的になってしまったそう。
岡村先生によると
丸く彫るのは、慣れないと難しい。穴開けやすいしね~
とのこと…
確かに全日制の方でも、気づかぬうちに深く掘りすぎて穴が開いてしまった学生が何人かいました。
授業は終わってしまいましたが、自由時間に引き続きサンドブラストの制作をして技術が向上できるといいですね!
黒~青~白の色ガラスで作った楕円のガラス塊に模様の形のビニールテープをつけたのち、長時間砂を吹き付けてガラスを深く掘っています。こちらの作品、特に用途があるというわけではありません。一筆書きでできた模様で、たどっていくと朝から夜を繰り返していくのだそうです。
これで花瓶も作ってみたいと思っているそうです。生活を表した模様で、生活の中で使うものを作ろうと。
期待しています!
===以上、2022年度のサンドブラスト講評会の様子でした!
今年度も温かくご指導いただいた岡村 徹先生、ありがとうございました。
学生の皆さん、お疲れ様でした。
授業は終わりましたが、サンドブラストは続きます。これからも色々な作品を生み出していきましょう!
今年度も温かくご指導いただいた岡村 徹先生、ありがとうございました。
学生の皆さん、お疲れ様でした。
授業は終わりましたが、サンドブラストは続きます。これからも色々な作品を生み出していきましょう!
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
【オープンキャンパス2023 お申し込み受付中!】
1/20(金)、2/17(金)
※いずれの回も、お申し込みは前日の16時まで受け付けています。
※募集人数に達した場合はお申し込みを締め切らせていただきます
●時間 11時~16時(昼休憩1時間含む)
●参加費 無料!
●内容
・校内ツアー
・学校説明
・吹きガラス体験
・質疑応答
●各回人数4~8名程(ご都合の良い日を1日決めてお申し込みの上、ご参加ください。)
●お申し込みはhttps://www.school-go.info/36xda4/tokyoglass/form.php?fno=20&fsno=1&openExternalBrowser=1からお願いいたします。
じっくりと東京ガラスを体感出来るチャンスです!
少しでもご興味がある方は、是非ともご参加いただけたら幸いです。
沢山の方にお会いできるのを楽しみにしています。
—————————————————
~お知らせ~
~お知らせ~
◆吹きガラスのテキストを、どなた様でもこちらからご購入いただけます!
吹きガラス 宙吹きガラス 技法書 (ocnk.net)
◆InstagramとFacebookで作品の動いている様子などご覧いただけます!
◆つぶやいています!