東京ガラスに入学すると、まず最初にカット(切子)の授業が始まります。
講師は当研究所の代表理事を務める大本 研一郎 先生。
学生たちは入学から約三週間、実技漬けの毎日を過ごし、4月24日の講評会を最後に切子の授業は終了しました。
こちらは毎年恒例の、10cm四方の板ガラスに基本的な文様を彫ったもの。一番最初の課題です。
左:麻の葉 右:菊繋ぎ
このような課題を何個かこなした後は、各々自由制作を行いました。
講評に出された作品を一部ご紹介します。
今年も力作揃いでした。
各々自由な発想です。
こちらは塊の底に菊繋ぎを施しました。
裏はこんな感じです。
割れたガラスに惹かれるという学生の作品。ガラス破片の自然な亀裂に、意図的な彫りを加えるという試みです。
瓶の側面に、手の形の菊繋ぎを彫りこんだ作品。
滑り止めになるとのことです。
こちらの献血カード立ては、瓶を作った学生のもう一つの作品。板ガラスの真ん中に菱山(V字の溝が彫れる刃)で直線を一本彫り、そこにカードを立てています。
このように、器に限らず、好きなガラスに自由な発想で作品を作りました。
↑全日制
講評会の様子。作品に込めた思いなどを語りました。
↓夜間
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