学生の皆さん3週間エナメル絵付けに集中しました

東京ガラスでは、たくさんのガラス工芸技法をひとつずつ習得していきます。今所属している学生は、去年の4月に入学し、切子、とんぼ玉、酸素バーナー……と順番に学んできて、8つ目の技法として1月にエナメル絵付けを学び始めました。

約3週間にわたって、器の選び方やパレットナイフの使い方、顔料の練り方、混色の仕方、焼成温度などエナメル絵付け特有の技術について学びながらたくさんのエナメル絵付け作品を生み出しました。

授業最終日は講評会を行い、お互いの作品について話し合ったり先生からの総評を頂いたりしました。絵付けというと絵の上手さで評価が決まると思われがちですが、アイディア性や実行力が重要視されます！

エナメル絵付けってどういうもの？という方は前回のブログをご参照ください・・・ガラスに絵を描く技法「エナメル絵付け」 | 東京ガラス工芸研究所

今年度の学生の成果

エナメル絵付けの授業では、あるテーマに沿って作品を作る課題が出されます。「食品をおいしそうに見せる器」や、「ストーリーがあり、見る人に何か彷彿させる器」など、ただ使うためだけではなくプラスアルファの要素があるような器を作ることを目指します。一人につき最低でも4作品は作りました。その後は自由制作なので人によってはたくさん作りました。

皆さん個性が出ていて素敵な作品が多かったです。ほんの一部ですがご紹介します↓↓

なんでも五つ星になるお皿

里を思わせる風景の中に並ぶと、若い芽が続々と育ってくる生命力を感じます。

実際に寿司を載せて展示。

赤字で「増量中 食べ放題」とあります。

物語を題材に、雰囲気あふれるお皿

非常に細かい仕事。　題「アリホイホイ」

小さなパレット

 これからもエナメル作品を生み出してください

今後は自由に電気炉を使ってエナメル作品を生み出していくことが可能です。授業で得た学びを活かし、他の技法と複合した面白い作品が出てくることを期待します！

東京ガラス入学者募集中！

東京ガラスでは多岐にわたるガラス技法を教えています。

実物を見たり触れたい！という方、ぜひ一度研究所にお越しください。毎月のオープンキャンパスや、随時実施している個別の学校見学では、作品や機械を間近で見たり触れたりすることができます。ガラスが気になるけど、まだ何もわからない…という方におすすめです！

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