森下 暁/第6期生
刺激を受けながらガラスでものを作る楽しさ
私は高校を卒業後、東京ガラス工芸研究所の6期生として入学しました。当時の先生方は、それぞれの技法において既に活躍されていた方ばかりで、そのような方々から大変貴重な技術を学ぶ事が出来ました。同級生も日本中から幅広い年代、経歴をもつ人達が集まり、ガラスや美術の知識が全く無かった自分も様々な刺激を受けながらガラスでものを作る楽しさを覚えていきました。工房を持った現在でも、器を中心とした制作活動において、東京ガラス工芸研究所で学んだことがとても役に立っていることを実感しています。
現在、私は当研究所で非常勤講師として吹きガラスを教えていますが、他にも卒業生や第一線で活躍している作家の方々が講師を勤めています。豊富な実習時間により生徒一人一人にきめ細やかな指導を行い、技術の習得だけではなく、そこから飛躍する造形作品制作の指導体制も充実している数少ないガラス工芸の教育機関だと思います。
Glass Studio SHI-N-RA主宰